先日、和菓子作りの工程を紹介する動画を見る機会がありました。
工場で多くの和菓子を作っている様子を、ただ手元の映像で追っている動画でした。
特別な解説があるわけではなく、職人の手元の作業が淡々と映し出されているだけの映像です。
そこで強く感じたのは、
細かい作業をどこまで突き詰められるかが、とても大事なのだということでした。
1mm単位で薄く切る技術。
美しい焼き目をつける技術。
生地を均一に流し込む技術。
どれを見ても、
「ああ、これは素人には絶対にできない技だな」と思うような、
繊細で正確な手の動きでした。
無駄がなく、手際がよく、そして完成したお菓子はとても美しい。
そこには、長年の経験の中で培われてきた
感覚・哲学・技術が詰まっているように感じました。
これは和菓子作りのような“ものづくり”だけに当てはまる話ではないと思います。
サービス業でも、スポーツでも、人間関係でも、
あらゆる分野に共通する、基本的でありながら最も大切なことではないでしょうか。
一つ一つの工程を丁寧に積み重ねながら、
細かな精度を少しずつ高めていく。
その積み重ねが、最終的な仕上がりの美しさにつながる。
これは、美容医療でも同じだと感じています。
糸リフトや注入治療も、
一見すると大きな変化を生む治療のように見えるかもしれません。
しかし実際には、
・糸を入れる層
・糸を入れる方向
・引き上げるテンション
・注入する位置や量
といった、細かな手技の積み重ねで仕上がりが決まっていきます。
1つ1つは小さな差でも、
その積み重ねが、自然な仕上がりや違和感の少なさにつながっていきます。
美容医療は顔を大きく変えるものではなく、
本来のお顔のバランスを整えていく医療だと私は考えています。
だからこそ、日々の診療の中で
一つ一つの手技を丁寧に積み重ねながら、
繊細さと正確さを大切にして技術を磨き続けていきたい
と思っています。
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