ヒアルロン酸や糸リフトをやりすぎない理由
― 不自然になりたくない方へ ―
「ヒアルロン酸を入れすぎて不自然になったらどうしよう」
「糸リフトで顔が変わりすぎるのが怖い」
そんな不安を抱えて検索された方も多いのではないでしょうか。
美容医療には、“やりすぎ”という怖さがあります。
ヒアルロン酸は、たるみや凹みを整える有効な治療です。
糸リフトも、適切に行えば自然なリフトアップが可能です。
けれど同時に、どちらも“足しすぎ”“引き上げすぎ”によって不自然になりやすい治療でもあります。
たるみをゼロにすること。
影を完全に消すこと。
顔を平らに整えること。
それは一見、正解のように見えるかもしれません。
でも私は、そこをゴールにはしていません。
顔は本来、立体です。
光が入り、影が生まれ、表情が動くことで“生命感”が出る。
ヒアルロン酸で凹みをすべて埋めてしまえば、重さが出ます。
糸リフトで強く引き上げれば、緊張した表情になります。
確かに変わります。
でもその変化が、その人らしさを高めているとは限らない。
私が目指しているのは、
平らな顔ではありません。
みずみずしく見える顔です。
完璧な輪郭ではありません。
なんだか素敵に見える印象です。
美容医療は足し算になりやすい医療です。
だからこそ私は、「どこまでやるか」よりも「どこで止めるか」を大切にしています。
やりすぎないのは、弱気だからではありません。
未来への責任です。
「自然ですね」
そう言っていただける仕上がりは、医師としてとても嬉しい評価です。
そして、
「自分を好きになれました」
そう言われたとき、私はこの仕事の本質を感じます。
美容医療の目的は、若返ることではありません。
誰かの理想の顔に近づくことでもありません。
自分を好きになれるか。
気持ちが少し上がるか。
その変化が幸福感につながり、人生を歩んでいく力になるか。
そこまでを見据えて、ヒアルロン酸や糸リフトによるたるみ治療を設計しています。
やりすぎない。
けれど、確かに変わる。
不自然になりたくない方へ。
まずは、今の状態を丁寧に評価するところから始めましょう。

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