― たるみ治療の考え方 ―
「糸リフトとヒアルロン酸、どちらがいいですか?」
たるみ治療を考え始めたときに、
ほとんどの方が一度は悩むポイントだと思います。
ただ、この質問に対しては、
どちらが優れているか、という形では答えられません。
目次
治療の違いは“役割”の違い
糸リフトとヒアルロン酸は、
同じ“たるみ治療”ではありますが、
やっていることは全く違います。
■ 糸リフト
→ 位置を整える治療
下がってきた組織を上方向に引き上げ、
本来あるべき位置に近づけていきます。
■ ヒアルロン酸
→ ボリュームを補う治療
加齢によって失われたボリュームを補い、
凹みや影を整えていきます。
たるみは一つの原因で起きているわけではない
ここが一番重要なポイントです。
たるみは、
・位置の問題(下がる)
・ボリュームの問題(減る)
・皮膚の問題(伸びる)
こうした複数の要素が重なって起きています。
どちらを選ぶかは“原因”で決まる
例えば、
・頬の位置が下がっている
・フェイスラインがぼやけている
こういった場合は、
糸リフトの方が適しています。
一方で、
・頬がこけている
・目の下に影ができている
こういった場合は、
ヒアルロン酸の方が適しています。
実際には「どちらか一つ」ではないことが多い
ただ、現実的には
どちらか一つで完結するケースは多くありません
・少し位置を整える
・少しボリュームを補う
こうした組み合わせによって、
自然な仕上がりになることが多いです。
私があまりおすすめしない考え方
あえてお伝えすると、
「とりあえずヒアルロン酸で埋める」
「とにかく糸で引き上げる」
こういった“単体で解決しようとする考え方”は、
結果として無理が出やすいと感じています。
大切なのは「何をするか」ではなく「どう組み立てるか」
糸かヒアルロン酸か、というよりも、
・どこを整えるべきなのか
・どの順番で整えるのか
・どこで止めるのか
この設計の方が重要です。
最後に
糸リフトとヒアルロン酸は、
どちらが良い・悪いではなく、
役割が違う治療です。
そのため、
「どちらをやるべきか」を決めるというより、
“どのように組み合わせるか”を考えること
が大切になります。

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