目次
口横のたるみとフェイスラインを自然に整える糸リフト治療
年齢を重ねると、
・口の横のもたつき
・ほうれい線
・フェイスラインのゆるみ
が気になってくる方が多くなります。
ただ、たるみの原因は一つではありません。
脂肪の下垂なのか、皮膚のゆるみなのか、骨格とのバランスなのかによって
適した治療は大きく変わります。
今回は
シルエットソフトを使用して口横のたるみを改善した症例をもとに、
どのように診察し、どのような考えで糸リフトをデザインしたのかを解説します。
この症例のポイント
今回の症例で重要だったポイントは3つです。
・頬骨を強調しないデザイン
・口横のたるみをピンポイントで支える
・自然な仕上がりを重視する
そのため
複数の糸を役割ごとに使い分けた治療を行いました。
症例写真
Before → After


診察してわかったこと
診察してまず印象的だったのは、
肌の美しさです。
トーニングやトラネキサム酸の内服などを継続されており、
肌のトーンがとても整っています。
そのため全体として非常に若々しい印象があり、
とても60代には見えません。
肌質は柔らかく、皮膚の状態もとても良好でした。
一方で
頬の脂肪が少し下がり、口の横にかぶるように集まってきている状態
が見られました。
また、ほうれい線には軽く刻まれたシワがありましたが、
この方の場合は
「脂肪が減っている」というより
脂肪の位置が下がってきている
ことが原因と考えられました。
つまり、ボリュームを足すよりも
下がった脂肪を本来の位置に戻すリフト治療
が適している状態でした。
治療デザイン
糸リフトでは
どれだけ引き上げるかより
どの方向に支えるか
がとても重要です。
またこの方は皮膚が柔らかいため、
強く引き上げすぎると不自然になりやすい状態でした。
さらに口元は表情の動きが多く、
たるみが戻りやすい場所でもあります。
そのため今回は
部位ごとに役割を分けた糸のデザイン
を行いました。

使用した糸
今回の治療では
・脂肪を上方向に持ち上げる糸
・フェイスラインを固定する糸
・口横のたるみを支える糸
を組み合わせています。
まず、上方向のリフトには
脂肪をしっかり持ち上げることができる
しなやかな糸を使用しました。
さらにフェイスラインを安定させるために
固定力の高い太めの糸を追加しています。
そして今回のポイントとなるのが
口横のたるみへのアプローチです。
患者様ご本人が
「頬骨はあまり目立たせたくない」
というご希望をお持ちだったため、
通常行うことの多い
ほうれい線方向へのリフトはあえて行わず、
口横のたるみを
ピンポイントで引き上げて支える方法を選択しました。
そこで使用したのが
シルエットソフトです。
シルエットソフトの特徴
シルエットソフトは
コーン構造によって組織を支える糸リフトです。
特徴として
・顔の動きに追従しやすい
・外れにくい
・長期持続
があります。

特に口元のように
よく動く部位の固定には非常に適しています。
また、この糸は吸収されるまでに
2年以上かかる素材のため、
持続力を重視する場合にも適しています。
今回は
片側1本ずつ使用し、
口横のたるみを支える役割として加えました。
仕上がり
施術後は
・口横のたるみが持ち上がる
・ほうれい線の印象が改善
・フェイスラインの段差が改善
といった変化が見られました。

もともと若々しい印象の方でしたが、
フェイスラインが整ったことで
さらに生き生きとした雰囲気
になりました。
これは私が目指している仕上がりでもあります。
美容医療は
大きく変えることではなく
その方が本来持っている魅力を引き出すこと
だと考えています。
私の糸リフトに対する考え方
糸リフトは
1回で完成する治療ではありません。
顔の状態は年齢や生活習慣によって
少しずつ変化していきます。
そのため私は
3ヶ月から半年ほどの経過で再度状態を確認し、
その方に合った治療を一緒に考えていく
ことを大切にしています。
たるみ治療には
・糸リフト
・高周波治療
・注入治療
など様々な方法があります。
それらを組み合わせながら
その方だけのレシピを作っていく
それが私の考える美容医療です。
ご相談について
診療のご相談や施術をご希望の方は
下記ページよりご予約いただけます。

コメント