糸リフトは何本が適切?

― 本数で決まらない理由 ―

「糸リフトは何本くらい入れるんですか?」

とても多い質問です。

本数が多い方がしっかり上がるのではないか、
少ないと効果が弱いのではないか、

そう感じるのは自然なことだと思います。


結論|本数だけで決まるものではない

結論からお伝えすると、

糸リフトは、何本入れるかで結果が決まる治療ではありません。


なぜ本数で決まらないのか

糸リフトの効果は、

・どの位置に入れるか
・どの方向に引くか
・どの層に作用させるか

によって大きく変わります。

同じ本数でも、設計が違えば結果は全く変わります。


多く入れればいいわけではない

「しっかり変えたいから多めに入れたい」

そう考える方もいらっしゃいます。

ただ実際には、

多く入れることで、

・引きつれ感
・不自然なテンション
・違和感

が出てしまうこともあります。


本数は“結果”であって“目的”ではない

ここは少し大事な考え方です。

糸リフトは、

何本入れるかを先に決める治療ではなく、

どこをどう整えるかを考えた結果として、
本数が決まるものです。


私の考え方

私は糸リフトを考えるとき、

本数ではなく、バランスを見ています。

どこをどの方向に調整すると、
全体が自然に見えるか。

その設計をした上で、必要な分だけ入れる。

その結果として本数が決まります。


初めての方の場合

初めての方の場合は、

やりすぎない設計を前提にしています。

いきなり大きく変えるのではなく、

少し上がったかな、と感じる程度で止める。

その方が、

違和感が出にくく、
結果として満足度が安定します。


治療は一度で完成させない

糸リフトは、

一度で完成させるものではありません。

変化を見ながら、

・もう少し整えるのか
・このまま維持するのか

を判断していく治療です。


最後に

糸リフトは、

何本入れるかで決まる治療ではなく、

どう設計するかで決まる治療です。


私は、

どれだけ入れるかではなく、
どこで止めるか

を大切にしています。

Doctor's Profile

美容外科医10年目。東京・大阪を拠点に診療を行う。
専門は糸リフト、たるみ治療、ヒアルロン酸、ボトックスを中心とした切らないエイジング治療。一人ひとりの骨格や加齢変化を見極め、自然な美しさを引き出すことを重視する。美容医療は見た目を変えるだけでなく、自信と前向きな人生を支える医療と考え、医学的根拠に基づいた安全性と満足度の高い治療を追求している。

◉経歴
東北大学医学部 卒業
湘南美容クリニック
都内美容クリニック院長

2026年よりKAUNIS CLINIC(表参道)、SWAN CLINIC GINZA(銀座)、BAYASHI CLINIC(大阪梅田) 勤務

◉専門分野
糸リフト
たるみ治療
ヒアルロン酸注入
ボトックス治療
切らないエイジング治療
フェイスデザイン

◉所属学会・資格
日本美容外科学会 JSAPS
美容内科学会

◉執筆・監修
美容医療に関する情報を医学的根拠に基づいて発信。糸リフト、たるみ治療、ヒアルロン酸、ボトックスを中心に、患者が安心して治療を選択できる情報提供を行う。

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