ヒアルロン酸は何cc入れるのが正解か

「ヒアルロン酸って、何cc入れるのが正解なんですか?」
「提案された量が多いのか少ないのか分からなくて不安です」

これはとても多いご相談です。

正直なところ、最初は
1ccでどれくらい変わるのかイメージがつかないと思います。

なので、不安に感じるのはすごく自然なことです。


結論|“正解の量”は存在しない

結論から言うと、

何ccが正解、というのは一概には決められません。

なぜかというと、

・どこに入れるのか
・どれくらい変化を出したいのか
・何ヶ所に入れるのか
・もともとの状態

によって、必要な量は大きく変わるからです。

例えば、

ほうれい線だけなのか、
頬・こめかみ・額まで含めるのかで、
当然トータルの量は変わってきます。


目安としての注入量(私の考え)

とはいえ、まったく目安がないと不安だと思うので、
あくまで一つの参考として、私の考え方をお伝えします。


■ほうれい線

両側で 1cc〜多くても2cc程度

→ 入れすぎると重たくなりやすいので注意


■頬のコケ

1cc〜4cc程度(かなり個人差あり)

→ コケの程度や原因によって大きく変わる
→ ヒアルロン酸で改善しやすいタイプかどうかの見極めが重要


■こめかみ

両側で 約2cc前後

→ ただしこれも状態によって増減あり


■額

全体で 3〜4cc程度使うこともある

→ どれくらい滑らかにしたいか(完全に平らにするか、自然に残すか)で変わる


■顎

基本は1ccまで

私は、顎は1回で1ccまでと決めています。

いきなり2cc、3ccと入れるよりも、
1ccをバランスよく使う方が自然に仕上がります。


■目の下・ゴルゴライン

合計で1cc〜多くても2cc以内

→ できるだけ1ccで調整するのが理想
→ 入れすぎると浮きやすく、不自然になりやすい


■唇

基本は1cc

→ 最初から多く入れる必要はありません
→ 足りなければ後から追加で十分です


私が一番大切にしていること

ここまで数字の話をしてきましたが、
一番大事なのはここです。

「最初から入れすぎないこと」

ヒアルロン酸は、

・少なければ後から足せる
・多すぎると修正が必要になる

という性質があります。

だから私は、

「まずは必要最小限で整える」
「様子を見て、必要なら追加する」

というやり方を基本にしています。


なぜ“少なめ”がいいのか

一度にたくさん入れると、

・不自然な膨らみ
・重さ
・表情の違和感

につながるリスクが高くなります。

特に、

目の下やほうれい線などは、
少しの差で印象が大きく変わる繊細な部位です。

だからこそ、
“少しずつ調整する”方が、結果的に自然になります。


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Doctor's Profile

美容外科医10年目。東京・大阪を拠点に診療を行う。
専門は糸リフト、たるみ治療、ヒアルロン酸、ボトックスを中心とした切らないエイジング治療。一人ひとりの骨格や加齢変化を見極め、自然な美しさを引き出すことを重視する。美容医療は見た目を変えるだけでなく、自信と前向きな人生を支える医療と考え、医学的根拠に基づいた安全性と満足度の高い治療を追求している。

◉経歴
東北大学医学部 卒業
湘南美容クリニック
都内美容クリニック院長

2026年よりKAUNIS CLINIC(表参道)、SWAN CLINIC GINZA(銀座)、BAYASHI CLINIC(大阪梅田) 勤務

◉専門分野
糸リフト
たるみ治療
ヒアルロン酸注入
ボトックス治療
切らないエイジング治療
フェイスデザイン

◉所属学会・資格
日本美容外科学会 JSAPS
美容内科学会

◉執筆・監修
美容医療に関する情報を医学的根拠に基づいて発信。糸リフト、たるみ治療、ヒアルロン酸、ボトックスを中心に、患者が安心して治療を選択できる情報提供を行う。

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