糸リフトだけでたるみは改善する?美容外科医が考える、本当に必要なたるみ治療とは

「糸リフトだけでたるみは改善しますか?」

見た目のたるみは、糸リフトだけでも大きく改善できます。

実際に、フェイスラインやほうれい線、マリオネットラインなどは、糸リフトによって若々しい印象へ変えることが可能です。

しかし、ここで一つ知っていただきたいことがあります。

たるみの原因は、一つではありません。


たるみの原因は「皮膚」だけではありません

たるみというと、「皮膚が伸びたから」と考えられがちですが、実際にはさまざまな要素が関係しています。

例えば、

  • 脂肪の位置が下がる
  • 頬のボリュームが減る
  • 骨のボリュームが加齢で減少する
  • コラーゲンが減り、皮膚が柔らかく伸びる
  • 靭帯の支持力が弱くなる

これらが少しずつ重なり合って、たるみが目立つようになります。

つまり、糸リフトは**「下がった組織を元の位置へ戻す」**ことには非常に優れていますが、たるみの原因すべてを解決する治療ではありません。


糸リフトは「たるみ治療の主役」

では、糸リフトだけでは意味がないのでしょうか。

私はそうは思いません。

むしろ、見た目の変化という意味では、糸リフトが最も効果を実感しやすい治療だと考えています。

フェイスラインが整い、
ほうれい線が浅くなり、
顔全体の重心が上がる。

患者様が鏡を見て一番変化を感じやすいのが、糸リフトです。

だからこそ私は、たるみ治療の中心には糸リフトがあると考えています。


本当に大切なのは「組み合わせ」

一方で、長く良い状態を維持したいのであれば、糸リフトだけでは十分ではありません。

例えば、

  • ヒアルロン酸で失われたボリュームを補う
  • 高周波治療で皮膚を引き締める
  • コラーゲンブースターや肌育治療で肌のハリを育てる

こうした治療を組み合わせることで、たるみの進行そのものを緩やかにすることができます。

私は、このような総合的なたるみ治療が最も自然で、長持ちすると考えています。


糸リフトは何年持つ?

これも非常によくいただく質問です。

一般的には、

半年〜1年程度

が一つの目安になります。

ただし、これはあくまで平均です。

持続期間は、

  • 糸の素材
  • 糸の太さ
  • 糸の形状
  • 入れる深さ
  • デザイン
  • お顔の状態

によって大きく変わります。

場合によっては、2年程度効果が持続するケースもあります。


私が「何年持つか」より大切だと思っていること

実は私は、

「糸リフトは何年持ちますか?」

という質問よりも、

「どうしたら10年後も若々しくいられますか?」

という考え方の方が大切だと思っています。

糸リフトだけで考えるのではなく、

その時のお顔の状態に合わせて、

  • 引き締め
  • ボリューム治療
  • 肌育治療

を適切に組み合わせていく。

そうすることで、たるみの進行速度そのものを遅らせることができます。


私が目指しているたるみ治療

私が目指しているのは、

一回だけ大きく変える治療ではありません。

その方のお顔の変化を長期的に見守りながら、

「今、本当に必要な治療」を積み重ねていくこと。

そうすることで、

5年後、10年後も自然で若々しい印象を保つこと

それが、私の考える理想のたるみ治療です。

Doctor's Profile

美容外科医10年目。東京・大阪を拠点に診療を行う。
専門は糸リフト、たるみ治療、ヒアルロン酸、ボトックスを中心とした切らないエイジング治療。一人ひとりの骨格や加齢変化を見極め、自然な美しさを引き出すことを重視する。美容医療は見た目を変えるだけでなく、自信と前向きな人生を支える医療と考え、医学的根拠に基づいた安全性と満足度の高い治療を追求している。

◉経歴
東北大学医学部 卒業
湘南美容クリニック
都内美容クリニック院長

2026年よりKAUNIS CLINIC(表参道)、SWAN CLINIC GINZA(銀座)、BAYASHI CLINIC(大阪梅田) 勤務

◉専門分野
糸リフト
たるみ治療
ヒアルロン酸注入
ボトックス治療
切らないエイジング治療
フェイスデザイン

◉所属学会・資格
日本美容外科学会 JSAPS
美容内科学会

◉執筆・監修
美容医療に関する情報を医学的根拠に基づいて発信。糸リフト、たるみ治療、ヒアルロン酸、ボトックスを中心に、患者が安心して治療を選択できる情報提供を行う。

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